先日、恵比寿で年末にレッスンをしたKさんの2度目のレッスンがありました。
なんとか面接のステップを通過してきているらしく、次は現場の外国人の社員との面接とのこと。
「前回の面接どうでしたか?」
「それが、いくつか、想定外の質問もあったりして、ちょっと思ったことが言えないこともあり…丸覚えはダメですね」
Kさんは、とても対人スキルが高いので、そこは先方によい印象を与えているようです。
いつもは、こちらで用意した文をお伝えし、それを覚えていただくこともするのですが、本番ではやはりそういった表現はとっさには出てこなかったようなので、
「Kさん、ではいまの自分流の英語力で言えるものを言ってください」
というのを何度も繰り返しました。
レッスンの場で、詰まる。考える。なんとか文をひねり出す…これがまさに本番の現場で起こることなので、それをたくさん先に体験していただこうと考えました。
面接の場では、きれいに文法が正しいフレーズを話さなくてもよいのです。最悪、単語、フレーズを並べ、身振り手振りで、思いを伝える。そこに少しの英語力があればよいと考えます。
Kさんは、日本語でしゃべっている表現を、そのまま英語にしていこうと思っているようでした。
これは、女性に特に多いですが、聞いているほうは、いつ結論がくるのか、わからない。
ですので、英語にしていく前にまず、日本語で、話の論点を整理し、何を言いたいのかをまとめる、そのあとに英語にしていくという2段階が必要。
一段階目は、英語力とはまったく関係のない話です。
でもそこをしっかり整理しないと、わけのわからん英語になっていくだけですね。
相手のいま使っている言葉や文章のパターンに、こちらの知識を埋め込んでいく、そんなスタンスがよいと思います。
Kさん、あと少し。
頑張ってください!
コメントをお書きください