先日、オバマ大統領の演説シーンで、メキシコ湾の油田流出事故に対するコメントで、
「政府ができる限りのことをして、この問題に対処する」なんてセリフを言っていたのですが、よく聞いてみると "YOUR GOVERNMENT will do...." つまり「あなたがたの政府は」というスタンスからモノを言っている。日本では、「政府は…」という言葉にしかなりませんが、英語では、その時々の思いをこめて代名詞を使い分けるんですね。
もしオバマさんのWe can change も、I can...だったら、ちょっと高飛車に聞こえたかもしれませんが、WE をうまく使うことで、国民にも自分ごとに感じられた訳です。
このYOUR GOVERNMENT という言葉ひとつに、代名詞のニュアンスの持つ重さと、アメリカの「政府はあなたがた国民のためにある」という姿勢が感じられ、ちょっとうらやましくなりました。日本でもし、鳩山さんが「あなたがたの政府は…」っていわれたら、ちょっと背筋が寒くなりそう!?