アメリカで働いていた頃、廊下ですれ違った同僚に聞かれました。一瞬私はえっ、何の事???その時は忙しかったので笑ってごまかしました。”What are you
cooking?”なら勿論わかりますよね。でも何が料理されているの?でもないし。それにオフィスの廊下でcookingのことを聞くはずがない!そうこうしているうちに、他の人達のやりとりを聞き、挨拶ね!とわかりました。それからは笑ってごまかさず、それなりに返しています。
今日は中学1年で最初に習う”How are you?”以外の挨拶のフレーズを紹介したいと思います。ここまで来ると ”What’s cooking?”の意味はもうおわかりですね。「調子はどお?」という意味です。”How are you?”は誰にでも使えますが、”What’s cooking?”はcasualつまりくだけた言いまわしです。あなたの上司にはこの表現は不適当ですが、上司以外であれば、職場でも頻繁に使います。この他にも幾つかあります。
“What’s the scope?”
“What’s going on?”
“What’s new?”
“What’s happening?”
これらはすべて同じ意味で”How are you?” ”How are you doing?” ”How have you been doing?”の代わりに使います。
では次にどう答えるのか?
“How are you?”の様にyouで聞かれていないので、”Nothing much.”(別に変わりないわ)と答えても良いし、日常、非日常的な変化があれば伝えます。たとえば”I’m moving soon.”(もうじき引越しなの)”I had a big argument with my coworker
yesterday.”(昨日会社の人と喧嘩しちゃった)等。又はその会話の前後の出来事。”I fund a nice restaurant around the corner today. We should try it.”(近くにいいレストランみつけたの。今度行きましょうよ)。
何もドラマチックな事を聞いているわけではありません。欧米人は日本人に比べて表情やジェスチャーはドラマチックですが、毎日の生活にそうドラマがあっては疲れますからね。この表現は知り合いのみならず、顔見知りの人にも使えます。例えばエレベーターでいつも一緒になるマンションの住人や、いつも行くお店の店員さんなど。是非使ってみてください。英語をぐっと、あなたの方に近づけましょう。
そして別れ際には無言で去らないで!必ず”Have a good day!” ”Have a nice weekend!”と。ランチに行く同僚には”Enjoy your lunch!”と笑顔でね。