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"make a good husband"?

“He will not make a good husband””

大学時代、私はニューヨーク校外の日本レストランでウエイトレスのアルバイトをしていました。アメリカでの生活が始まってすぐのことです。数人の日本人スタッフ以外、お客様はほぼアメリカ人、会話の半分くらいしか聞き取れなかったはずです。


まず着物をひとりで着るまで40分格闘しました。カクテルの名前、お寿司のお魚の名前から始まって、お料理の説明等等、覚えることは山ほどあり、泣きそうでした。とにかく何が何だかわからないまま、必死でした。そんな中で、”You make a good waitress!”と言われた時は、かなり嬉しく思いました。
直訳すると「あなたはいいウエイトレスですね。」ですが「よくやっていますね。」といった感じでしょうか。この時”make”がひっかかりましたがニュアンスで理解できました。
では何故be動詞ではなくmakeを使うのか?と思うでしょう。


A. “You are a good waitress!”
B. “You make a good waitress!”


“make”には強調のニュアンスが含まれていますので、Bの方が強い誉め言葉、こう言われた方が嬉しさは増しますね。
このフレーズは便利ですよ。例えば女同士の会話の中でこんな風に出てきます。


“I think my boyfriend will make a good father, but not a good husband.”「彼は良き父親にはなりそうだけれど、良い夫になるかどうか・・・」

 

 今回は”make”を使ってもうひとつ。嬉しさや喜びを表現する時のフレーズをどうぞ。
“You made may day!”
これも日本レストランでの会話。常連のお客様が母娘で来ました。私はお母さんとは初めて会ったので、彼女に向かって、”I thought you’re her sister.”と言ってみました。するとお母さんは”Oh, you made my day!”と満面の笑み。半分お世辞で言ったのに、やけに喜んでいました。ふ~ん、アメリカ人はこうなんだぁ、と思いましたね。


誉められた時は勿論”Thank you!”も使いますが、このひとことの方が遥かに感激の度合いが高いですね。日本語にはない言いまわしですが、「嬉しい!今日は特別な日だわ。」でしょうか。


 “make”を使ってより豊かな表現ができます。お世辞じゃない?と思ったとしても使いましょうよ。最初のうちは練習しないとね。誉められてunhappyになる人はいません!